きたぞ!ぼくらのIntel Edison!けどファームが古いクソ野郎だったので更新する.

Edison,まあこういうデバイスの発売日としてはありがちで,ファームウェアが古い.
シリアルで送受信する文字のとりこぼしとかが気になる. 購入したらまずは新しいファームウェアを書き込むべきだと思う.

Edisonのファームをアップデートする.

step 1. Connecting Edison

  • 2本のmicro USB ケーブルを使ってEdisonボードとPCを接続します.
    • Arduino Boardの場合,micro USBコネクタとUSBコネクタの間にスイッチがありますが,これをmicro USBコネクタ側にしておくようにしてください.
    • 補足:J3 -> J16の順にPCと接続する必要があります.
  • 接続が成功すると,FinderにEdisonがドライブとして現れます.

step 2. Remove old images

  • ターミナルを開き,以下のコマンドを順に実行します.
# Edisonのドライブを開く
$ cd /Volumes/Edison
# Edisonに入っている全てのファイルを削除(不可視ファイルも削除する).
$ rm -rf *
$ rm -rf \.*
# lsして全てのファイルが消えていることを確認(何も表示されなければOK)
$ ls 

step 3. Download the latest image

step3-1. 下準備(ファイルシステムの変更)

  • 出荷時にはEdisonのファイルフォーマットはFAT16に設定されています.MacではFAT16への書き込みができないため,ファイルシステムを変更します.

    • Windowsの場合には問題ないのでStep3-1は飛ばして良いです.また,Macの場合でもファイルシステムがすでに変更されていれば飛ばします.
  • アプリケーションディレクトリ内のユーティリティディレクトリにある,ディスクユーティリティ.appを起動します.

  • 左のカラムにある,”Linux File—CD Gadget Media”を選択.
  • 右のカラムの,”消去(Partition)”タブの,”Format”を”MS-DOS(FAT)”に変更します

step3-2. イメージのダウンロードと展開

  • Intel のサポートページから,”Edison Yocto complete image”をダウンロードし,解凍します.
  • 解凍したディレクトリの中にある全てのファイルを,Edisonのドライブ(/Volumes/Edison)へコピーします.

step 4. Flashing Edison

  • ターミナルを開き,以下のようにコマンドを入力し,実行します
# 以下のコマンドを入力し,Enterではなく,”tab”キーを押す.
$ screen /dev/cu.usbserial
# すると,以下のような形でコマンドの~usbserial以降が自動補完される
# “A102GW3T”は各自の環境により異なります.
$ screen /dev/cu.usbserial-A102GW3T
# さらにボーレートをオプションとしてコマンドへ追加しEnterを押して実行.
$ screen /dev/cu.usbserial-A102GW3T 115200 -L
# screenコマンドを実行すると黒い画面が表示されるので,Enterを2回入力すると以下の様な文字が表示されます.
> Poky (Yocto Project Reference Distro) 1.6 edison ttyMFD2

> edison login:
# >edison loginの後に,”root”を入力しEnter
> edison login: root
# 再起動して,Edisonドライブへ展開したimageを書き込む(※ これを実行すると,以前に設定していた,userアカウント,パスワード,WiFiなどの設定は初期化されます)
# 書き込みには3分くらいかかります.画面表示が止まっていても辛抱強く待ちましょう.
 # reboot ota
  • 書き込みが成功すると,以下の画面のようにログイン画面が表示されます.

  • ちなみにバージョンの確認方法は以下

$ cat /etc/version
> edison-weekly_build_68_2014-09-08_13-49-07
# 2014/10/26現在の最新ファームのバージョンです.